主にエースコンバットシリーズの二次創作です。(現在怠け中)ちなみに掲載内容の無断転載、転用禁止です。(誤字脱字があったら教えてね)ネタバレは必死です。

 

北風の吹く先に・・・

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Posted on 22:43:29 «Edit»
2009
09/18
Fri
Category:AC 亡霊と鷲たち。

Mission− 04 反撃 (前半) (R) 

  Mission− 04 反撃 (前半) (R)

4月9日。本来ならば小中学校で入学式が行われる。だがこんな田舎の土地に学校はないに等しい。まぁ俺には関係ないが。俺はブリーフィングルームルームへと向かった。


「諸君、朗報がある。我がラティオ陸軍が反撃の準備が整ったという情報が入った。そして今日、タロンタから数十キロ離れた要塞、1040時にロウテンムを攻撃する予定だ。この要塞は対サピン軍、つまり南部方面からの攻撃対策で作られている。つまり味方の進行方向の南からの進撃はとても不利という訳だ。
我々の目標は戦車、砲台の破壊だ。先にSEADの部隊の決死の攻撃によっていくつかの破壊に成功。破壊してあるが敵航空機や地上兵器に十分注意してかかるように。・・・この戦闘の勝利には君たちの実力により変わる。全力を尽くせ。」


これで終わりかと思ったが、突然、ラティオ軍参謀室から連絡が入る。そしてスクリーンにB-2みたいな機体とミサイルが写しだされていた。

NB-7(2).jpg


「・・・・・・ラティオ軍参謀室から入電。どうやら例の敵巨大兵器に関する情報らしい。・・・・・・・・・」 
全員の顔がこわばり、そして静寂が生まれる。

「敵の長距離散弾ミサイル、SLBM系のミサイルかと思われた物の名前は『ファルシオン』と判明。このミサイルは気化爆弾の原理を使っており、威力は広範囲に及ぶ。さらに『ファルシオン』発射台となっている敵の巨大兵器のデータも来ている。兵器名は『NB-7 バイブカハ』 さらに調査中この兵器はだが爆撃機、空中空母としての運用が可能だということだ。・・・・・・・・・以上。諸君、出撃してくれ。」

ファルシオン・・・・・・バイブカハ・・・・・・。次々と新しい単語が生まれ、俺の頭の中に記録されていく。皆、静寂を保ちながら各ハンガーへと向かっていく。俺もタイガーに乗り込む。兵装は無誘導爆弾四発とAAM二発だ。

正直自分はラティオ最強とも言われている要塞を攻略できるのか不安だった。



   ロンテンム  1030時   天候 曇

要塞ロンテンム。三角形の辺が分厚い壁となっており、さらに中には司令塔、対空砲、塹壕などが備えられたラティオ国屈指の要塞である。『角』に高い砲台が備えられ、しかも左右を山で囲まれた攻めるには最悪の場所である。


<こちらオーチボ・ウッティ。全機、聞こえてますか?もうまもなくロンテンム要塞に着く頃です。一部の部隊が諸事情で遅れていますがもう少しで到着します。・・・・・・作戦開始時刻まであと4分。>
<アーネス5、了解。>
<クルーム12、ウィルコ・・・・・・>

先輩方も緊張しているのか・・・

<キラー2、ラジャー。・・・そこの正規兵さんたちよ。>
<うん?>
<もっと気楽にいったらどうだ?>
<あの強固な要塞を前にどう気楽にしていいやら。>
<あのなぁ。これからラティオにとって偉大なる反撃の一歩になるんだろ?だったらもっと燃え上がったらどうだ?へへっ。>

アーネス5は少し考えた後、

<・・・・・・そうだな。おいアーネス全機、聞け。これからの作戦は敵の要塞攻略ではない。我が国の反撃の一歩だ!ラティオの土地をラティオ人が奪い返す時が来たのだ!!気合い入れて行くぞ!!>
<<イエッサーー!!>>
<キラー2から4へ。いいのか? マネーが逃げちまうぞ。>
<ああ、バッサバッサ死ぬよりましさ。>

俺も少しやれそうな気がしてきた。俺は作戦前に少し目を瞑った。・・・・・・・・・よし、

<こちらGHQ。時間だ。作戦部隊は行動を開始せよ。>
<アーネス5了解!ペイバックタイムだ!>

そして各隊がA/Bを全開にして要塞に突入していく。俺達もイズミ教官からの指示があれば動くことになる。レーダー上には敵機が数機と地上に多数の目標物。

〔アクウィラ1から全機へ。各自散開後、兵装に併せて攻撃。〕
「〔了解!〕」

俺は兵装を無誘導爆弾に切り替える。地上の方も動きだしている。

<こちら第三中隊。我々も要塞に接近する!空の奴らに負けるな!進め進め!!>
<敵がついに動きだした!?要塞内には絶対入れるな!死守しろ!ECM、再起動を!>
<我々の航空部隊はどうした!!下は対処できても上はカバーできんぞ!>

俺は敵のトーチカに爆弾を投下した。そしてさらに要塞に近づくとレーダーが乱れた。さらにそれを狙ってか、SAMがまた姿を現したのだ。

「ECMのせいでレーダーが使えない!」
〔いったいどうすれば。ロックされてるけどどこからかわからない!〕
<ミサイル避けられない!うぁぁぁ!!!>
<ラティオ軍め、そのまま落ちろ!>

俺は必死でミサイルを回避する。アラート音がびーびーなり、飛んでいるのが精一杯だった。
俺は一時高空逃れた。そのままの高度から無誘導爆弾を投下するも当たっている感じはしない。とその時であった。突然味方から無線が入る。

<遅れてすまない。『クィーラ隊』だ。今からレーダーをクリアにしてやるからしっかりやれよ。ノイズキャンセリング※オン。>
<おっと俺っちの事も忘れるな!『エアスト隊』の一番機とその相棒だ!ECM装置に綺麗に刺してやるからな。そのかわり俺への援護は頼んだぜ!!>

二機のトーネードとF-16XLが現れる。レーダーがクリアになっていく。そしてF-16XLから精密誘導爆弾数発がECMの発信源に投下された。

<畜生っ!ECMがやられた!対空部隊!なにをしている!あの戦闘機を早く蹴散らせ!>
<クイスド10から各機へ。敵攻撃機及び戦闘機を排除する。>


一方、空中管制機『オーチボ・ウッティ』のレーダーが新たに数機の敵戦闘機が要塞に接近していることを報じた。

<オーチボ・ウッティから全機へ。敵機をレーダーで確認。エアスト隊とクィーラ隊が狙われると予想。全機援護に回って!>
<アーネス5、了解。>
〔アクウィラ1、ラジャー。〕

一方地上軍も激戦に突入しようとしていた。要塞にどんどん接近していき、ついに・・・・・・

<こちら第三中隊。要塞ゲートに到達。だが予想以上に抵抗が激しい。援護を頼む!>
<エアスト1了解!あんたらも頭低くして待ってな!敵さんに俺達の実力をみせてやる!>
<エアスト2から1へ。ボムの使いすぎに注意しろよ。まだゲートなんだから。>

爆弾をすべて投下したユウキはエアスト隊とクィーラ隊の援護に回っていた。敵はF-16。機動性で言えばあちらが上だ。
ユウキはスロットルを全開にして急上昇。追ってくる敵機と間隔を開ける。そしてそして反転し急降下。敵機は機銃を放ってくる。がそれをロールで回避し、オーバーシュートへと持ち込む。が敵の方が機動性は上なのだ。小回りもきく。ユウキのオーバーシュートは失敗した。そして右翼に穴が開いた。

(くっ・・・・・・・・・)
<どうした、ラティオの新兵。それで終わりか?>

俺はとりあえず別方向に回避し、別の手だてを考える。とその時、後方上にルッロの姿が見える。俺はスプリットSをした。

<隙が多すぎるぞ!新兵!>
「隙が多いのはおまえだ!」
〔ルッロ、Fox2!〕

ルッロの放ったミサイルが俺についてきたF-16に回避することもできずにヒット。そのまま地面に墜落した。

<クイスド10が墜ちた!>
〔どうだ、すごいだろ!!〕
「ルッロ、ナイスキル!」

ルッロが俺の後ろにつく。そして

〔相棒、最高だったな今のは。次いこうぜ!〕
「おう!」

<こちら第三中隊!これより要塞ゲートを突破する!皆、行くぞ!!!>
<イエッサー!!>


曇りから小雨が降り始めた中、ラティオ軍の士気は最高潮を迎えた。


※ノイズキャンセリング・・・・・・周囲の音と反対の周波数を出して音をクリアにすること。市販でも売られている。ここではECMが『ミュージック』と呼ばれるかけ声から始まるからそれに対抗して言ったに違いない。
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Posted on 20:26:10 «Edit»
2009
08/19
Wed
Category:AC 亡霊と鷲たち。

Story −1 夕焼けの空  

  Story −1  夕焼けの空

あの忌々しい『ミサイル』で数人のパイロットが殉職して二日後の事であった。ユウキはその事を噛みしめながら外に出た。

(綺麗な夕焼けだな・・・・・・)

ここ数日は落ち着く暇もなく、夕焼けを見る事はなかった。夕焼けは真っ赤な色をして山へと降りていく。ユウキは雑草の上へと腰を下ろした。

あの時もうまく回避できたがいつ死ぬかはわからない。先輩パイロットが何人も墜ちている。自分と同期生もずいぶんやられているのだろう。戦闘機パイロット、しかも曲芸飛行隊の訓練生になれた時は本当にうれしかった。だがどうだろう。曲芸飛行隊といえど戦争が始まれば所詮軍人。パイロットとしてかり出される。初めての実践は首都防衛戦の二日前だった。敵戦闘機が前座とばかりにやってきたのだ。

<チェーロ!今だ!やれ!!>
「チェーロ、Fox2!」


自分の放ったミサイルは見事に敵戦闘機にヒットし撃墜した。パイロットの脱出は確認できなかった。自分はあの時、初めて人を殺めた。それも合法の上で。もちろん、自分がやらなければやられるだけだ。そう思い、今まで何人も殺めた。初めは気持ちいいものではなかった。部屋に戻り、気分を害したこともあった。

だが最近、別の感情が生まれてきた。

なんというか殺すことが日常化した今、自分はそれを楽しんでいるように思える。それは・・・・・・・・・

いや、考えるのよそう。やめた。こんな所で考えたってどうせなにも変わらないのだ。と自分に言い聞かせた。第一、さっきの考えはまるであの頃の父ではないか。

・・・まるで鬼のような機動で敵に喰らいつき、そしてなにがあろうと徹底的に人を殺す、あの父みたいに。

あの父みたいにはなりたくない。見境もなく人を殺す人には。

ユウキは拳を握り、誓った。

自分なんかはみんなと敵を殺し続ければいいのだ。最小の被害で作戦を成功させる。そう今のセレナやルッロや教官と。そうすればきっと戦争は終わるし、元の生活に戻る。


ユウキはそう信じて、立ち上がってあるべき場所に帰っていった。


この後、戦況はユウキとは違う展開を迎える事になろうとは今の本人にはまったくわからなかった。
 
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Posted on 23:35:01 «Edit»
2009
08/07
Fri
Category:日記

遅れていてごめんなさい。 

皆様

ほんと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜にごめんなさいm(_ _)m

どうも〜アルバトラーです。

最近、パソコンがとうとうお亡くなりになって新パソコンの調整やら友達のホームページ作りを手伝っていたらあっという間に数ヶ月過ぎてしまいました。

いや〜〜時がたつのが早い!ね!(だれに同情もとめてんだよ。

そろそろまた小説の方も再開しますので首を長くしてまっていた方、たまに来ていた方大変お待たせしました。

さて今回の議題はオバマ大統領の一言。
「米国は核兵器のない、平和で安全な世界を追求していくことを明確に宣言する」
の一言。

いや、言葉とかはかっこいいし、世界中の人々(たぶん)が願っていることでしょうから世界の警察を名乗るアメリカの言葉はとても大きいものでしょう。
世界もそれにのって一気に核廃絶ムード一色です。
だが、それは本当に可能なのでしょうか。
自分は不可能だと思います。いくら世界グローバル化に向けた流れ(EUとかASEANとか)とはいえ国にはプライドがあります。
それは自国が一番正しいという概念。そしてどの国にも屈しない姿勢。
アメリカのかつての敵はソ連。現在のロシアです。確かに核開発競争時代は終わりました。
しかし、核の問題はアメリカ・ロシアだけの問題ではなくなりました。
パキスタン・インドや北朝鮮等にも広がりました。
もし、アメリカ・ロシア、さらにイギリス、フランスも核を廃絶したとしましょう。すると各地域の軍事バランスはあっという間に崩壊し、めちゃくちゃになります。

ですからアメリカが核廃絶なんていうことは不可能に近いことだとおもいます。(被爆者には悪いが
一番理想的なのが各国が少しづつでいいから核を減らしていくことですかね。(たとえば全体で2づつ減らしていくとか)

ぐだぐたですがこれ以上書くのは自分的にムズイのでここまでにしておきます。
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Posted on 00:16:12 «Edit»
2009
06/21
Sun
Category:AC 亡霊と鷲たち。

用語解説・・・1 

用語解説・・・1

kabe02ltizfdsau.jpg


ラティオ空軍・・・
 正式名称、ラティオ共和国国防空軍。全部で第8航空師団あるラティオの航空機部隊群。前は第6航空師団までだったが併合した旧ワイエルバキアの二個航空師団を足して現航空師団がなりたつ。配備戦闘機はF-5E Su-27(退役間近。) F-16C TND-IDS でJAS39やF-35Aは共に入荷中である。ほかにも空中管制機E-767、空中給油機KC-10二機、そして輸送機C-27Jスパルタン等を保有する。
有名なものでいえば曲技飛行隊、『アラート・カレンツオーロ』が世界屈指の腕前を持つ。

ラール空軍基地・・・
 サピン国境近くにあるラティオ国最南の基地。配備師団は第3航空師団。対サピン用に立てられた基地で1931年完成している。周りになにもない田舎の基地なので基地自体は広く、トレーニングルーム等がある。滑走路は二本。水は近くに川があるにかかわらず不味いらしい。

ラティオ海軍・・・
 正式名称:ラティオ共和国国防海軍。古代、中世では世界トップの実力があった海軍。第一次世界大戦に大半が撃沈され、その後も海軍造船規制をかけられていたが、冷戦の開始と共に回復し、世界でも有数の海軍となった。イージス艦、駆逐艦、潜水艦、輸送艦、強襲揚陸艦等、さらに通常動力型空母を一隻持つ。

ワイエルバキア・・・
正式名称:ワイエルバキア共和国。国家としては1910年にラティオから分離独立。  1905~10年に第一次世界大戦  枢軸国(ラティオ王国・ベルカ公国・エルジア帝国・ベルーサ王国)対 連合国(オーシア連邦、ユークトバニア社会主義連邦、サピン王国、ノルトランド国等)で負けたラティオ王国は獲得していた領土を没収される。このとき、連合国はワイエルバキア地域を独立させる。目的はラティオ再興力の低下とノルトランド王国の強い要望であった。
 それから90年近く。ユリシーズの被害総額がワイエルバキア政府の財力を上回り、そして当時、ワイエルバキア国民がラティオ共和国への帰属を望んでいたことにより再びラティオ国に編入された。

ノルトランド空軍・・・・・・
 ノルトランド王立空軍。4個師団と直属飛行隊で成り立つ。昔(レシプロ機で一機あたりの価格が安かった時代)は数多くの機体を保有していたが王国自体の経済停滞で旧式機し始めた。現在はF-4E F-20A MiG-21bis Su-25 MiG-29を保有。ほかにもちょっと古い輸送機や練習機を持つ。
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Posted on 22:46:27 «Edit»
2009
06/17
Wed
Category:AC 亡霊と鷲たち。

Mission-03 絶対防衛戦 (R) 

   Mission−03  絶対防衛戦 (R)
3月の終わりの日、基地では気持ちのいい日が続いていた。気温だけは平和だ。そう思いながらブリーフィングルームへ行く

「ついにノルトランド地上軍が動き出した。敵はタロンタに通じる国道211号線を南下中だ。そして情報によると複数の戦車、並びにAAGANそのほかにもSAMや敵航空機も確認している。地上は戦力上、ほぼ互角だが首都奪還の事を考え被害を最小限に抑えなければならない。そこで我が航空基地、そしてこの前の空母から航空機を多数援護に回してほしいとのことだ。この線を突破されれば確実に敗北色が強まる。必ず勝利せよ。以上だ。」

そうして俺はハンガーに向かい、機体に乗り込んだ。兵装はAIM-9Lサイドワインダー2発と誘導爆弾4発だ。

uu:617


〜国道211号線上空〜

 国道211とはラティオの首都コロセウムとサピン王国をつなぐ主要道路の一つである。ラティオ軍とノルトランド軍が激突する場所は幸運にも市街地から離れた畑のある草原であった。ただし農家の被害は免れない。 晴天・・・いや雲の少ない晴れというべきか。左手は山、右手遠くは海、そして下は緑というまるで絵のような地形だ。『今日は』というか『今日も』ビバッケは私語が多い。

〔それでよ、その芸人がネタを言った瞬間、観客が・・・〕
<こちらオーチボ・ウッティ。全機、もうすぐ空母からの援軍と合流です。私語は慎んで>

確かに5機のホーネットが見える。ホーネットはゆっくり旋回して近づき俺たちと編隊を組んだ。

<こちらメラ1、キークだ。これよりスタンバイに入る。>
<キーク、久しぶりだな。>
<あんたか、アーネスの旦那。・・・そう言えば奥さんは無事なのか?>
<さぁな、この前別れたしな・・・・・・>
<どうせおまえのことだ。浮気か下手な事言って逆鱗にでも触れたんだろ。>
<・・・・・・・・・・・・。>

どうやら訳ありのようだ。アーネス5と空母航空隊のキークはそれ以降黙ってしまった。とその時、地上から無線が入る。

<こちらラティオ第三戦車部隊。予想より早くノルト野郎からの砲撃が始まっちまった。至急援護を頼む。>
<・・・だそうです。各機作戦を開始してください。>

<アーネス5、了解!キーク、墜ちるなよ!>
<キラー2、了解。獲物がまってるぜぇ!>
<メラ1、ラジャー!さっさとかたづけるぞ!>
〔アクウィラ1、了解。〕

そして各機が次々に散開していく。

〔アクウィラ隊全機へ。私とチェーロは先に対地攻撃をするわ。セレナ・・・・・・テポラルとルッロは敵機を見張ってて。〕
〔了解!おい、セレナしっかりやるぞ。〕
〔わかってるわよ、ルッロ。〕

そうして二手に分かれていく。俺は教官について一番前の部隊に向かった。すでにキラー隊が攻撃を仕掛けている。あと・・・・・6マイル。

<こちらラティオ軍第3中隊。航空機、駆けつけてくれて感謝する。できるだけ敵を殲滅してくれ。残ったのは我々がやる。おい、セプレンター。今日はしっかり働けよ。>
<あいよ、ドヌーラ。でもこの前はあんたが一番働いていなかったぜ。>
<うぐっ。>

そうして最前線について俺は誘導爆弾を二発投下する。イズミ教官はラファールで先にSOD系統の爆弾でSAMを潰した。とその時、アラームが鳴る。ロックオンされているらしい。

〔チェーロ!4時方向に敵機!〕
「了解!・・・・・・・・・ッ。」

激しい旋回行動をしたせいでGの負担が自分の予想より大きくなった。俺はおとりの振りをして敵機をおびき寄せる。そうだ・・・・・・もう少し。

〔アクウィラ1、FOX2。〕

イズミ教官が放ったミサイルで敵機は回避するも機体にHITし撃墜された。俺は周囲を確認する。セレナの後ろに一機。

「セレナ、後ろに敵機!」
〔!!〕

セレナは急旋回を始めた。俺はその後ろにつき、敵機を狙う。がその後ろからノイズ音。しまったと俺は思った。後ろにつかれた俺はインメルマンをするためにA/Bで上昇するが敵機もびったりついてくる。が後ろからチェーロが密かに狙っている。よし、今だ!俺は急旋回をしてセレナの敵機に向かう。

〔アクウィラ4、Fox2!〕

敵機は旋回行動をとったがミサイルを喰らい撃墜された。セレナの敵機も撃墜したとき、地上から無線が入る。

<こちら第3中隊。前方に戦車部隊が多数見える。できれば上から蹴散らしてほしい。>
〔アクウィラ1、了解。アクウィラ全機へ、爆弾を投下してちょうだい。〕
「ラジャー。」

俺は急降下して戦車部隊に残りの誘導爆弾をばらまく。その直後、随伴していたのかSAMからのミサイル発射を確認する。俺はフレアを放ち急上昇回避する。この時、俺は調子にのっていたと思う。

<くっ、航空部隊は何してるんだ!!>
<こちら第3中隊。航空支援、感謝する。おら、おめーら進め!!>

その直後だった。突然、ミサイルアラートが鳴り響く。俺はレーダーでミサイルの位置を確認すると急降下し、回避する。

「なんなんだ?いったい・・・」
〔ユウキ君、7時方向!〕

<<シルバール1から2へ。まず雑魚からやる。あれはあれで目障りだ。>>
<<2から1へ。了解。>>

目視で確認するかぎり敵機は二機。機体はF-4系統。だが機体は太陽の反射でまぶしいぐらいの銀色である。

「まさか・・・・・銀鳥?!」

俺は焦った。ラティオではよく知られているノルトランドのエース部隊だ。二人のチームワークは最強で旧式のF-4E二機で6機のF-16Cを撃墜するという快挙を成し遂げている。
すぐさま二発目のAAMが放たれ、俺はすぐに回避する。

〔ッ・・・・・・〕セレナの機が被弾した。
「おい、セレナ大丈夫か?」
〔ええ、何とか。〕

俺はF-4Eに近づこうとするもHUDにすら入らない。だが教官の放った機銃がF-4Eの尾翼にHITした。

<シルバール1!大丈夫か!?>
<ああ・・・・・・そこのラファール。まさかとは思うが『紅のフレイヤ』ではないか?>

〔・・・・・・・・・〕

敵パイロットはそう言うとベイルアウトした。

<相棒の仇は俺が討つ!>
「イズミ教官!」

そう言うと教官のラファールに狙いを定める。教官はさっと回避しF-4Eを狙う。すこしはドッグファイトで応戦になるも悲運なのか機体の差が勝負の命運を分ける。教官が最後のAAMを放ち、見事機体にHITしたのだ。

<・・・・・・くそっ、鬼神のひっ・・・>

そうして敵機が爆破した。

〔教官。さっきの敵機が言いかけた『鬼神』って・・・〕
〔セレナ。〕教官がいきなりセレナの言葉を遮った。
〔所詮、敵の妄言よ。気にすることはないわ。〕
〔・・・・・・〕

そして地上戦もなんとか勝利に終わった。

<こちらオーチボ・ウッティ。全機へ。敵地上軍は壊滅。残った部隊も撤退しました。>

いろんなとこから無線で歓声が上がる。

<こちら第3連隊。航空部隊支援を感謝する。セプレンター、俺たちは勝ったぞ!>
<ああ、やったぞ!これなら夏前には帰れそうだ!>


・・・だがその時だった。アラートがなり、緊急無線が入る。

<・・・オーチボ・ウッティから全機へ!弾道ミサイル飛来を確認!>
<<<なんだって!!>>>
<おそらく『例』のやつでしょう、南へ離脱してください。・・・さらに参謀本部より入電! ”テキダンドウミサイルニハ、1000フィートイカノコウドデカイヒセヨ” とのことです!第一波接近まで10秒!>
<1000フィート以下だって!?ふざけてるのか!!>

〔アクウィラ1からアクウィラ全機へ!急いで低空へ逃げなさい!!〕
〔アクウィラ4了解ィ。俺はまだあと40年は生きたいからな。〕

俺もイズミ教官の後ろにつき、600フィートを維持する。もう真下が地面でかなり怖い。さらに丘陵地帯なためぎりぎりで機体を上げ下げしないといけない。とその時に空中で大爆発が起こり、空が歪んだ。大爆発と同時に衝撃波が俺の機体を揺さぶる。

<アーネス8!返事をしろ!>
<イーレム6が落ちた!>
<すごい光景だ。航空部隊、無事でいてくれ!>

衝撃波で機体を叩きつけられる。くそっ、操縦がうまいこと・・・・・・

〔シエロ、前!前!〕
「うぉぉぉぉぉ!!!」

もう少しで俺は地面にキスするところだった。その後も轟音と『高度を上げろ』という音声を交互に聞き、そして何とか作戦区域を離脱した。

<こちらオーチボ・ウッティ。全機、作戦区域の離脱完了。作戦終了。>
<こちらメラ1、了解。・・・・・・じゃあな、アーネスの旦那。>
<ああ・・・・・・>

俺達アクウィラ隊に損害がなかったものの各隊では散ってしまったものが少なからず居た。

_________________________________


2007年3月31日 オーシアの首都オーレッド オーシアタイムズ社

「なんですって?!極東戦争の記事を書けと。」
「ああ、そうだ。」

オーシア・タイムズの新聞記者、アルバート・テールはとある記事でミスを犯し、しばらく謹慎処分を食らっていた。そして謹慎解除を言い渡されてすぐ仕事が渡された。それも地方戦争の『極東戦争』 確かノルトランド国王がラティオ人青年に射殺され、ノルトランド政府がラティオ国に宣戦布告。現在、ラティオは山岳地帯と南部をのぞく地帯をすべて制圧下におかれていると聞いた。
仕方なく記事を書き始める。だが調べてみると興味深い事実が明らかになってくる。

その大きな情報元がこれだ。とあるブログの一面である。。


ベルカ戦争から12年。未だに世界では紛争、戦争が絶えず行われている。まあそれはいいとして、今回気になったのは『極東戦争』だ。これはノルトランドとラティオ国との間の戦争である。原因はノルトランド国王ウリウ・ノルトがラティオ人青年に射殺され、さらに翌日には輸送機撃墜事件まで発生。微妙な関係にあった両国は二日後に宣戦布告。電撃作戦でノルトランドの圧勝と聞く。
ここまで聞けばノルトランドの不条理が見て取れるが決定的な批判にならない。だがもっとも気になるのは国王暗殺について、だ。
国王暗殺。実はラティオ政府は数日前に暗殺について知っていたという情報がある。暗殺を知ったラティオ政府はノルトランド国王に対し来訪をやめるよう忠告したが聞かなかったという事だ。

まあホントかどうかはわからないが。

                                3月25日

・・・・・これは事実なのか?それともこの男が作った逸話か?私は興味を持ちその反戦派とコンタクトをとるべくメールを打ち始めた。
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